8月突入で予告通り!?S君のシューリペア業受付スタートとそれのハナムケにコテージシューズ初の一般販売をオークション形式で☆

 連日頑張ってるS君、

 シューリペア業のブランド名とロゴが決定いたしました。

 SHOE REPAIR SNAKE -シューリペア スネーク-

 蛇は再生の象徴であったり、そういった意味も踏まえ、S君が考えたイメージがこのロゴに反映されているわけです。

 ステキです^^

 

 ちなみにコテージは蛇年です。それはどーでも良きですねっ

 

 

 まずはざっくりですが、良くありそうなリペア作業の価格を表にまとめてもらいました。

 ソール交換一つとっても、様々な組み合わせや作業工程がありますので、ここに記載してあるものにスッと当てはまることの方が少ないかとは思いますが、ご参考までに。

 基本的には店頭でコテージが受付けいたしまして、追ってスネークS君から正式な見積もりが伝えられる という方式になるかと思います。

 その辺はコテージもスネークS君も経験を重ねて受付時に価格を即答できるよう精進いたします。

 諸々ご理解いただけたら幸いです。

 

 

 

 という訳で、8月からS君のリペア正式受注を開始すると同時にコテージシューズも1足くらい一般販売出来るように頑張るね!

 と言ったのが2か月ほど前の6月エンド。

 

 営業日の20時閉店以降、毎日3時間くらいコツコツ作業を進めてついに完成したバルモラルブーツです☆

 だいたい水木金土各約3時間を10週~で120時間!? 多少サボり時間もあったでしょうからざっと100時間くらいの作業時間でしょうか。

 やはり手製靴は時間がかかりますね^^;

 と大変だったぜアピールはこの辺にして靴のご紹介っ

 

 

 アッパーにはスウェードの王様チャールズFステッド社のスーパーバックのキャメルと

 イタリアンタンニン鞣しのホースフロントのコンビ

 穴飾りも施してクラシカルな雰囲気を持たせました。

 

 ライニングは国産の良質なビッグスエードをあえてのギン面使い

 

 おでこ靴ほどではありませんが、少しポッコリとしたプレーントゥ

 

 つま先が上向きなので、カエリが良く歩くのが少し楽に感じられるかもしれません^^

 

 サイドの切り替えしはこの手のブーツは直線で分けるデザインが多いですが、直線のように見えつつもウィングチップのように切り返してみました。

 スウェード部分の飾りステッチは流線形で。

 

 

 ウエスト部分は高級紳士靴に観られるヴェベルドウエスト

 コバの張り出しが少なく出し縫い糸も見えないので、とてもスッキリ上品に見えます。

 

 ウエルトはシングルウエルト(カカト部はウエルト及び出し縫いなし)なので、カカト周りもかなり攻めたデザインですっきりです。

 

 ソールはレザーソール

 ヒドゥンチャネルと言う出し縫い(ウエルトとソールを縫い付ける)の糸を隠す手法を取り入れました。

 縫い付けるレザーソールの表面1.0-1.5mmくらいを10ミリ幅くらいで薄~く切り落とさないように削ぎ、その薄革をめくりあげて避けながらソールとウエルトを縫い付けまして、その後、その薄革を元に戻すように接着して糸を隠してます。

 

 これも高級紳士靴に良く採用されている製法の一つです。

 

 程良く磨き上げたレザーソールは赤茶仕上げ。

 ご想像通り、最初は少し滑ります。

 駅のタイルとか綺麗な床とかは慣れるまで少し緊張するかも。

 

 ですが、レザーソールにはそんなことを帳消しにするくらい快適な履き心地があります。

 蒸れ や 足馴染み はゴム底とは雲泥の差です。(個人差がありますが^^;)

 そして、何より軽い!

 ゴム底とは比べ物にならないくらい軽いと感じると思います。

 とにかくこれらは試して体感してもらいたい感覚なのです。

 

 また、現在一般的に普及している靴作りの手法はグッドイヤーウエルテッド製法が多いと思いますが、

 今回のこのブーツを含むコテージシューズの製法はハンドソーンウェルテッド製法です。

 

 どちらもアッパーと中底とウエルトの3パーツを1つにつなぎ合わせるコトは同じなのですが、

 手法が異なります。

 

 グッドイヤーは中底の底部に別パーツのリブを特殊な機械で接着してそのリブとウエルトとアッパーを縫い合わせます。

 なので、厳密には4パーツになるのですかね。

 一方でハンドソーンは中底自体を掘ったり削ったりしてリブのような段差を作ってその段差とともにウエルトとアッパーを縫合します。

 

 このリブ的なモノの違いが履き心地に大きく影響します。

 グッドイヤーに使う別物のリブはやや硬いので、馴染むまでに結構時間がかかります。

 その点ハンドソーンの場合は革である中底自体に加工しますので、最初から馴染みが良く柔らかくなりやすいです。

 また、中底と本底(地面にあたる一番外の底)の間にリブ等で生じた隙間を埋めるためにコルクを積めたりしますが、その厚みがハンドソーンの方が薄くて済みます。

 コルクが分厚い方が履き心地良さそうにも思えなくもないですが、コルクは体重によってどんどん沈んで変形していきます。

 なので、薄い方がその差が少なく長い目で見ると履き心地が良いと言われていて、実際にそうだと感じます。

 

 

 そんな感じでウンチクはこの辺で。

 

 コテージシューズの箔押しもバッチリ決まって

 この靴はオーナーさん探しの旅に出ます^^

 サイズは日本サイズで25.0EE~27.0D あたりの方ならインソール等のちょっとした調整で履いて頂けるようなサイズ感です。

 USサイズだと7H-EE~9.5Cくらいでしょうか?

 こればかりは実際に履いてもらうのが一番なので、是非お気軽に店頭に試着しに来てくださいませ☆

 

 また、販売方法も今回初の試みとしてオークション形式を取らせていただくことにいたします。

 気に入っていただいてご購入の意思が芽生えてしまった方には

 この価格までなら買っても良いよ! という金額を所定の用紙にご記入いただきます。

 

 その用紙はコテージがしっかり管理し、某オークションの自動入札システムをコテージが自ら手動で現在の最高入札額を更新します。

 

 最低落札希望価格は100000円(税込み110000)とさせていただき、5000円単位での高値更新とさせていただきます。

 

 例えばAさんが150000でご記入いただいたとして

 その後、Bさんが120000でご記入いただいた場合

 その場で最高入札額はAさんの125000になります

 Bさんにも他のヒトにもAさんがいくらで入札しているかはわからない状況を公平に保ちます。

 この辺りはコテージを信用していただくほかないのですが、、、

 熱くなりすぎず、これも楽しんでいただけたらと思います。

 

 というか、ヒトリでもご入札があることを祈るばかりでございます^^;

 是非よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

  その他、ご不明な点は店頭にてじっくりとご質問くださいませ^^

 

 ご入札期間は8月25日までの予定で進めさせていただきます。

 どうしても見たいけど、都合がつくのが25日以降なんだー という方はご一報ください。

 初の一般販売なので、少しでも多くの方に観て頂きたいので

 多少の期間延長はさせて頂こうと思います。(但し8月26日~9月3日は夏季休暇を頂く予定です。)

 誠に勝手ながら、そのあたりも諸々皆様にご理解いただければと思います。

 とにもかくにも、靴好きでもそうでない方も、サイズが合いそうもない方でも、是非とも実物をコテージ店舗に観に来て触って履いてみてくださいませ☆

 よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

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